「ボストンコンサルティンググループ(以下、BCG)のコンサルタントは仕事が速い」と顧客の方から言われたことがある。
この速さの理由は「仮説」をたててから行動することにあった。
仮説思考の三つのメリット
①情報洪水に溺れなくなる
②問題解決に役立つ
③大局観をもって仕事ができること
①情報洪水に溺れなくなる
意思決定をするときには、いますでにある選択肢を狭めてくれる情報だけが役立つ

ネットショッピングをしているとき、商品がありすぎて決められなかったり、面倒になって結局買わないことある!
②問題解決に役立つ
『仮説・検証のプロセスを繰り返す』
『繰り返しで業務を改善する』
セブンイレブンの例
仮説「ソフトドリンクの品揃えが多すぎる?」
検証「種類を三分のニに減らす」
結果「売上三割増」
品切れを回避できるし、選びやすい

PDCAサイクルって理解しきれてなかったけど、仮説→検証のくり返しか!
③大局観をもって仕事ができること
実験をする前に論文を書く
自分の仮説を検証するために必要な証拠だけを集めればいい。
仮説が間違いなら、初期段階でわかる。(証拠が集まらない)
網羅的アプローチは広く浅くなりがち。
情報コレクターではアクションにつながらない

情報を集めただけで満足しちゃうことある!
集めれば集めるほど、自分の考えがブレることもある
よい仮説のメリット
よい仮説とは
①掘り下げられている
だから、何?(So What?)
だから、どうする?
具体的になるまで掘り下げていく。
②アクションに結びつく
問題が具体的なので即行動に移せる
よい仮説を立てられると、、
①問題発見が早くなる
②解決策が早く立てられる
③解決策が絞り込める
検証
①実験による検証
食品・アパレルの商品開発、レイアウトに◎

ブログ、Twitterも良さそう!
②ディスカッションによる検証
自分ひとりで考えているとおのずと限界も出てくるし、悪いサイクルに入ってしまうと、自分では気がつかずに同じところをぐるぐる回ってしまうことも多い。

自分以外の何気ないひとことで一気に視界が開けることある!
③分析による検証
分析の基本はクイック&ダーティー
最小限の要素を、急いで簡単にやること。
これで自分が納得する。
→本格的に行うのはそのあと。他人を納得させるための最低限でよい。

情報コレクターにならないこと!
仮設思考力を高める
・So What?を常に考える
日常で起こった出来事の意味を考える
・なぜを繰り返す
最低五回は繰り返す。
・相手のメガネをかけてものを見る
・上司の意思決定をシミュレーションする
・失敗をおそれるな

考えるクセをつけると、日常生活が学びに変わる!
感想
今まで直感的に考えることが多かった。
なのでうまくいったとき、うまくいかなかったときの理由が説明できない。
再現性が低くなるし、何度も同じことで悩むかもしれない。
仮説思考を定着させると、結果に対する自分の考えを持てるようになる。
これは成長スピードがはやくなりそう!
日常生活でも学びが増える考え方に出会えた。